Index > のれん一つにしても色々なものがある

使い方でお洒落にもなるのれん

のれんが似合うお店に先日行ってきました。田舎だからこそ、といった感じのお店で、モダンレトロでとても雰囲気のあるお店でした。

無添加・無農薬や有機野菜、オーガニックを重視した洋食屋さんで、建物は元酒造屋だったらしいです。豪華ではないけど趣のある門をくぐると、白壁とダークブラウンの柱で出来た建物。入り口にはコットンで出来たシンプルなのれんがかかっていて、引き戸を開けると柔らかい色のライトにコットンや木で出来た空間が広がっていました。とてもおしゃれな印象を受けました。

お手洗いは離れにあったのですが、お手洗いの出入り口にものれんがかかっていました。

私のイメージするのれんは、ダサい、古臭いというものだったのですが、このお店に行って以来、イメージは変わりました。

お店の出入り口のものもそうでしたが、お手洗いも内装はリフォーム済みで、手を洗うスペースはステンレスとガラスを使った近代風のものだったにも関わらず、コットンののれんがベストマッチしていて凄く素敵だと感じました。

土壁だったのも良かったのかもしれませんが。それにしても、最近は好みも多様化しているからか、のれん一つにしても色々なものがあるのです。

夏になるので、玄関を開け放ちたいところですが、家の中が丸見えになるのが嫌なので現実的に考えていませんでしたが、お店で見かけたようなものがあれば、玄関に垂らしてドアを開け放ってもいいかもしれませんね。

のれんは昔ながらの日本の調味料店に合っている

のれんをかけている店は、寿司屋、天婦羅屋、うどん屋、蕎麦屋、居酒屋、割烹など様々ですが、それが似合う店は、老舗の味噌屋です。

他の店に比べて丈が長く、表に張り出してもまだ床にとどどきそうな大きなもの。そこに描かれる墨の美しさ。店の中は薄暗く、ひんやりしている中で何種類もの、樽に入った味噌がプーンと匂って来る。

そして、醤油屋さん。何種類もの醤油は薄暗い店に並べられ昔ながらの漏斗で量り売りがされている。微妙に味の違う醤油が静かな店の中で自己主張することもなく溶け合っているところを想像します。

暖簾は大きく張り出され、外の日光が入らない用になっています。

昔からある日本の調味料が静かに売られている店ののれんが日本の風景に溶け込んでいるような気がします。

今では、そういった頑固な店を見かけることは殆どなくなりました。味噌も醤油もパック詰めにされ、スーパーの店頭に並んでいます。そこに、あの誇らしげなのれんはありません。

この後、のれんという日本の文化は消え去ってしまうのでしょうか。

のれんが似合うのは日本という国そのものだと思います。

しかし、今、その文化が消え去ってしまいそうな気がします。味噌の専門店も、醤油の専門店も跡を継ぐ者がいなければ、あののれんも消えてしまうのです。守っていきたい日本の文化の一つだと思います。

のれんが似合うお店は一味違う

のれんと言えば屋台を思い出します。

特に今住んでいる所が福岡なので中州の屋台街を通るとその店独特ののれんが目に付きます。そのお店の看板と言っても過言ではないでしょう。

そしてそののれんが似合うお店というのが中にはあります。気の良い大将がドッカと店の中にいる店もあれば、店の雰囲気はそれ程でも料理の味が絶品のお店、常連さんがいつも満杯になるくらい座席に座っている店もあります。

その店たちのどれをとってもやはりオリジナリティーのあるのれんが飾ってあるものです。

私も屋台を探す時には馴染みの店以外では、その軒先にある暖簾を頼りにしてしまう時もあります。そういう時は大抵美味しい店であったり、気分良く食事を楽しめる店だったりするものです。

やはりのれんが似合うお店とは、普通の店とは違い、独特な雰囲気であり、こだわりの味など、一味違う傾向があると思います。

のれんが似合う店は、限ってこのように入って良かったと思わせてくれるものです。そして、それに味をしめてまた新しいお店を探してしまう自分がいます。これはこれで食事とは別に楽しみでもあります。

ひょっとしたら屋台に限らず他のお店ののれんでも同じ様な傾向があるかもしれませんので、今度ゆっくりと散策してみたいと思います。

店の門構えを彩るのれん

のれんのある店ってなんだかどくとくの落ち着いた雰囲気がありますよね。

昼間のランチ、夜の飲み会のお店を、のれんの雰囲気(色、デザイン、お店のロゴなどが醸し出す雰囲気)で判断したことはありませんか?

通りすがりの飲食店の「味」は判断できません。しかし、私たちは、店構えの何かに惹かれ、お店を決め、お腹を満たしています。

お蕎麦屋さん、うどん屋さん、お寿司屋さん、和食屋さんなど、日本の料理を出すお店の場合は、店の門構えとのれんの醸し出す雰囲気でお店を決めることは、一度や二度、経験のあることだと思います。

客引きのためにも重要な門構え。建築物に手を加えることはコスト的にもなかなか難しいことです。しかし、のれんを変えて店のイメージアップを図ることは比較的容易です。

清潔で味のあるのれんにかわっただけで、しゃれた染めのものにかわるだけでもぐーんとお店の雰囲気はおしゃれになったり清潔になったり、長年の歴史を感じさせる雰囲気にも変わります。

私の知り合いの店にものれんを代えてイメージチェンジをはかったお店がありますが、大きなコストをかけずに店構えの変更に成功。売上アップにも寄与したそうです。

お店のイメージアップはコストがかかるのでできないと諦めているお食事処のオーナーさん、一度、のれんの変更を考えてみてはいかがですか。